Archive for 12 月, 2006

2006年12月号

金曜日, 12 月 1st, 2006

最近のうまいなあ、と唸った「炙りもの」二つ。まずは、炙り鯖の刺身。富山の居酒屋で食べたのだが、炙り方が絶妙で、匂いや食感が変わり、脂の乗った鯖 の旨さが一段と際立つのだ。もう一つは、金沢から買って帰った油揚げのみそ漬だ。これは以前にも食べたことがあるのだが、何回食べても旨いものは旨い。豆 腐屋さんが、従業員のまかないの為に作ったものが、表メニューになり、今や金沢の老舗豆腐屋さんの看板商品に成り上がった。こちらの方は、焼き過ぎないの がコツ。本当に旨いのなんの、酒の肴でも御飯のオカズにもいける。そして、一枚がなんと百円というのも泣かせる。「旨いが安い」が正しいものがここに存在 する。
連日マスコミを賑わしているのが「県知事事件」。今年、岐阜県に始まり福島県、和歌山県と、事件が続いている。広島県でも知事の後援会不正資金の問題が くすぶり続け予断を許さない。この問題の根っこは、やはり「多選」の弊害としかいえない裸の王様的構図が浮かび上がってくるのだ。
新聞に「元呉市長起訴」の記事。これも多選の弊害だろう。
続いて、「最先端がん治療施設断念」の記事が出ていた。天応の埋め立て地に誘致されるこの計画は、元市長の肝入りで進められていた。首長が変わる度に、 いつも大きな計画が頓挫するのが呉市のならわしのようである。「阿賀のマリノポリスの埋め立て」「中央桟橋横の埋め立て(ゆめタウンになった)」「ポート ピアランド埋め立て(倒産してポートピアパークになった)」と、計画当初のコンセプトといづれもずれて、何の為に高い費用をかけて埋め立てたんだ!?に なってしまう。さて、今回の天応埋め立て地はどうなってしまうのだろう。
広島カープのエース黒田選手が球団に残るというニュースには正直驚いた。てっきり、また阪神にとられると思っていたからである。現在のカープの戦力から黒田が抜けると、まず来季の最下位決定が目に見えていたのである。
新球場問題も、すでに7・8年という長い時間をかけているにも関わらず、まだ完成に到っていないという失態を続けている球団や行政は、黒田残留に導いたファンの行動をどう見ているのだろうか。
広島にプロ野球の球団がなくなったらどうなるのかを考えてみたらいいのである。今の新球場問題は、カープがなくなる筈はない、が前提の計画の進め方だか ら時間がバカのようにかかるのだ。近い将来、プロ野球の2リーグ制が崩れ、1リーグ制になる確率は80パーセントだ、と私は見ている。その時、観客動員数 最下位チームのカープは、残れる筈はないのだ。
とにかく、観客数を上げることを一番に考えるべきなのである。動員数を上げる為に新球場のことを進めることだ。カープの存在は、県民にとって大きく 「公」の意識に入り込んでおり、なくなりでもしたら大変な精神的ダメージを負うことになる。精神的なものをお金に換算することは出来ないが、新球場には低 予算しかかけられないという行政は、郷土愛という次元の違う問題も含まれていることを考えるべきなのである。