Archive for 1 月, 2008

2008年1月号

火曜日, 1 月 1st, 2008

○月○日
“広島大学が呉共済病院から産科医師を引き揚げて、国立病院と労災病院に集約する”という報道があった。
大都市を除き、全国津々浦々で産婦人科医が不足しているということは知ってはいたが、まさか呉地域までも!?というカンジである。
医療機関が充実していた呉市だったが、例の“小泉改悪”の医療崩壊に飲みこまれてきたようである。共済病院の産科患者の250人はついに宙に浮いてし まった。「医師一人で四百件を扱う民間病院もある。ハイリスクと正常分娩を分けるなどしたら、共済病院存続は可能ではないか」という専門家もいるのだ が|。
政府は少子化対策を最重要課題と考えているのなら、産科医療問題も少子化につながる重要課題なのである。出産は遠くの大病院に集約させるより、地域の中 で産み育てる体制を整えることが様々な意味で正解なのである。政府の動きは、まさに本末転倒。中央との地域格差は増々広がるばかりである。
○月○日
“福の会”50周年記念の会に出席した。会場のクレイトンベイホテルは400人を越す出席者でいっぱいだ。千福の酒を酌み交わしながら地の肴をつまみ、そうして飲みながら歓談する会が“福の会”である。
その会場の中で一番目立つのは夜の巷の美女群だ。中でも貫禄充分の着物姿のママを眺めながら飲む酒は、時の流れを感じさせる味のある酒である。日本酒を 飲む世代も齢を重ねたように見えるが、いや飲みっぷりは若い。見ると、私と同じように夜の美女の姿を追いながら酒を重ねている。出席者全員がそのまま夜の 巷に河岸を変えてくれたなら、さぞ街は賑わうのになあ、と思ったものである。
○月○日
呉地域の元気な酒蔵、雨後の月の相原さん、華鳩の榎さん、宝剣の土井さん、そして酒販店の山城屋の土谷さんと酒座談の会をぽんぽん船で開いた。中央で人 気の酒蔵の主たちが地元との関係を考え直そうじゃないか、という酒盛りである。地酒は当たり前だが、地元で飲むのが一番旨いのである。地元で穫れた食材 を、地元の料理人が腕をふるって酒肴に仕上げて味わう地酒こそ旨いものはない。
酒蔵と地元の料理屋、居酒屋はよりコミュニケーションを取って、地酒を飲む会を広げていこうという話になる。それにしても持ち寄った選りすぐりの地酒の旨いこと!まさに役得である。
先日の“福の会”の千福と地元の関係を見習いながら、東広島の酒まつりとは別の質の呉の酒まつりを作ろうと、千福の三宅さんとも話をしているところである。
呉の“酒まつり”実現に御協力を。
○月○日
カープの前田選手の2000本安打祝賀会に出席する。昨年も確か野村選手の同様の会にも出た筈だ。祝賀会には北京オリンピックに出場が決まったチームの山本浩二コーチも出席していた。
ケガを克服して勝ちえた前田選手の2000本安打達成は正直ようやったと思うのだが、地元育ちの新井選手が阪神タイガースに行ってしまうのは、おいおい 待ってくれよ、と言いたい思いが募るのだ。ましてや先日のオリンピック予選の新井選手の活躍を見るにつけ、なおさらカープ球団の選手掌握力の弱さを嘆くの だ。そして、エース黒田選手も大リーグ行きが決まってしまったのである。新球場建設がやっと着工した途端、カープの2枚看板がいなくなってしまった。
最近のカープのていたらくは、もう監督の責任レベルではなく球団トップの責任である。責任を取らない政治家、官僚、そしてどこかの県知事、何とかならな いものか!?そこで球団トップに申し上げたい、どうかマツダに大政奉還して身を引いて頂きたい。そうすれば、必ずやカープのいい時代が復活する、と思いな がら祝賀会で苦いビールをあおっておりました。
○月○日
新築なった立派な広公民館に行く。“青少年の立ち直り支援交流会”で講演をする桂才賀師匠を訪ねたのだ。才賀さんは、“子どもを叱れない大人たち”を出版して以来、講演依頼が多くなり、全国各地を駆け巡る日々が続いている。本業の高座より出番が多いという話もある!?
会場には、PTAや先生、補導協助員の方々が出席。主催は教育委員会である。
舞台には、スタンドが置かれた机と椅子がポツンとセッティングされていた。そして、着物姿ではないスーツ姿の才賀さんが登場。“顔も声も恐かったけど、 話は興味深く、笑いもあり、やさしい気持ちになった”という感想が多く寄せられるとおり、構成のしっかりした講演で、才賀さんを見直したものである!?
○月○日
大和三山に囲まれた奈良県橿原市の藤原宮跡から地鎮祭に使われた須恵器が発見されたニュースを覚えているだろうか。地鎮祭が一般的に広まったのは、昔も 今もたたりが怖いからである。事故や不幸なことが起きないようにという施主の祈りが込められている。その地鎮祭のルーツが藤原宮にあったということであ る。
今回特集した“呉神社百景”は、その土地を鎮め守る神様をどこに祀るか、まずはその地に住もうとした人たちが考え設けた場が、いかにいい気を発する聖なる場所だったか、という証明である。
散歩するなら気のいい場所、聖なる場所の神社に行くことのススメである。
新年を迎えて、神社に参る人も多いだろう。その時には、本誌を広げて初詣のハシゴをしてもらいたい。
そして、2拝2拍手1拝の時、自分の御利益ばかりを祈るのではなく、神様にエネルギーをあげますから元気になって下さい、と神様を励ますことをオススメしたい。そうする人が多ければ多いほど、私たちの住むこの地のエネルギーが上がるのである!?
と、この文章を年内に書いている身ながら、まずは明けましてお芽でとうございます、と申し上げておきます。