Archive for 12 月, 2008

2008年12月号

月曜日, 12 月 1st, 2008

○月○日

酒まつり当日である。天気はどん曇り、時おり小雨がぱらついている。今日の私の役割は、酒まつりに参加している飲食店に出来るだけ多く顔を出すことである。

一軒目は〝お酒とお食事の店富士さん〟。まだ宵の口なのに、店内はほぼいっぱいのお客さんである。カウンターの奥に華鳩の榎さんを発見。腹ごしらえに寄ったという榎さんと店のママは、音戸町で同郷だそう。ママは厨房でてんてこ舞いの様子。酒肴はワンプレートに、馬刺、きんぴら、ササミの塩焼きなどがボリュームたっぷりに盛られ、お得感いっぱいのおもてなしである。

二軒目は〝桐の木〟に顔を出す。店に入るのは初めてである。店内は、すでに酒宴の雰囲気が漂っていた。この店でも知人O氏を発見。O氏の隣の席に坐らせて貰う。カウンター内のママは、笑顔でテキパキと料理とコトバをつないでいく。〝奥の座敷に千福さんがいらしている〟という御報告。先程の〝富士さん〟にも千福さんのグループがいた、ということは、千福の三宅さんが会社の人達を酒まつりにお客として参加させていたのだ。ありがたい。

三軒目は〝山作〟。前号の呉酒まつりの記事の巻頭頁で〝酒を飲む貎〟に登場して頂いた大将の店である。テーブル席にはすでに雨後の月の相原さんが、そしてカウンターには宝剣の土井さんが秘蔵のお酒をふるまっていた。お客の中には、この酒まつりに合わせて大阪から里帰りした人もあり、酒飲む雰囲気は上々である。盛会に、大将の顔も綻びっぱなしである。

四軒目は〝魚菜や〟である。お好み小路の路地を入ると、三味線の音色が聴こえてきた。店に入ると三味線に合わせてお客が民謡を合唱していた!?ここの趣向は、燗酒の飲み比べである。白鴻の盛川さんが、熱燗がさらに旨くなる飲み方を伝授して、酒を勧める。さすが営業マンと思いきや、聞いてみると杜氏さんとのこと。

五軒目は〝焼き語り鶏氣舎〟。すでに酒まつりの客は帰ったそうで、私はカウンターでビールを頂く。日本酒尽くしできたのでビールの旨いこと!?店主の浦島さんに酒まつりの様子を聞きながら、串をつまむ。

六軒目は〝シロクマ〟だ。酒まつりは2階を使ったそうで〝フグ刺しをサービスでポンと出しました〟と自慢気なマスターである。そうこうしているうちに、雨後の月の相原さんも合流。私は、〝酒まつり十軒〟を目標にしていたのだが、ここで撃沈。元気な相原さんはもう一軒行くぞ、と女性に囲まれ出撃である。

○月○日

恒例の芸南寄席である。今年で21年目になる。今年の会場は、下蒲刈島、焼山、音戸の3ヶ所だ。出演者は、座長の桂才賀、太神楽の鏡味仙志郎、そして吉本興業の漫才のおしどりさんである。

今日の会場は焼山、昭和公民館ホール。ここ焼山での寄席はユニオングループの主催で、今年で19回目になる。毎年300〜400名で埋まる会場は、いつも芸南寄席の最高の舞台になる。芸人を生かすも殺すも会場のお客さん次第なのだ。19年も続くと〝笑う会場〟の雰囲気がストレートに芸人さんに届くようで、いつも芸の出来もいいのである。焼山寄席は、今年も幸福な会場に仕上がった。