Archive for 5 月, 2011

2011年6月号

金曜日, 5 月 20th, 2011

○月○日
神戸のワールド記念ホールの前は、コンサートに集まる人達でごった返していた。〝浜田省吾 東日本大震災被災地復興支援コンサート〟に呉から私も駆けつけたのである。
浜田省吾さんは呉三津田高校出身のせいか、今でも付き合いの続く同級生から、若き日のエピソードを聞くことがある。
私が上京した当時、一世を風靡していたのは吉田拓郎だった。広島のフォーク村出身の拓郎の後を追うように浜田省吾も上京、二人の活躍は30年以上も続いている。
会場には6500人のファンが詰めかけ、満員である。騒然とするアリーナの観客を鷲掴みにして、魅了する「浜田省吾」に感動してしまった。3時間半も、休まず歌い続ける歌唱力にも驚嘆である。まさに、声のカリスマである。
呉市が生んだスーパースター浜田省吾さんに、今さらながら注目すべきと思ったのである。

○月○日
ひと月遅れの花見をするために音戸の瀬戸に繰り出した。毎年わが編集部恒例の〝持ち寄り花見会〟を今年は仕事の都合で出来なかった。だから、第二音戸大橋の架橋工事の様子も見たいこともあり、ツツジが満開の音戸の瀬戸公園に行くことにした。
音戸の瀬戸に二つも橋が架かるとは、〝平清盛〟どころか、昭和の時代にも想像出来なかった。私が小学生の時に、音戸大橋の開通式だったか、歩いて渡った記憶がある。
再来年の春にも第二音戸大橋は開通する予定だが、それに合わすように、来年のNHK大河ドラマで〝平清盛〟が始まる。そんな中で、宮島や音戸の瀬戸が注目を浴びそうといわれている。
音戸ロッジ跡地にオープンした「汐音」、そして倉橋町の桂浜温泉館、能美町のシーサイド温泉のうみの〝温泉つながり〟を呉地域の観光に結びつけたいものである。
身近な小さな観光が多様になれば、それがまた違った観光風景に見えてくる。

○月○日
カープが珍しく首位争いをしている。といってもまだ開幕して一ヶ月である!?新入団投手のバリントン、福井選手のおかげだ。昨年までの先発投手陣はどこに行ったのだろう?
毎年プロ野球開幕の前に、カープの戦力を分析・解説する評論家さんにはいつもいつもがっかりさせられるのだ。今年こそはBクラス脱出、Aクラス入り、いや優勝も狙えるぞ、とファンに媚びるのである。だから開幕して一ヶ月もすると、やっぱり今年も駄目かぁ―、となるのである。
しかし、今年は違う!?いや違わないと私は思っている。夏頃にはBクラスの定位置争いをしている、と予想している!?
先日、プロ野球選手の年俸が新聞に発表されていた。カープは4年連続12球団の最下位で、年俸合計が15億8250万円、1位は阪神の34億9390万円。阪神の選手はカープ選手の倍以上の年俸だ!?
別に給料の多寡をことさら言い募るわけではないが、チームに貢献して実績を残す選手は高年俸を稼ぐのは当たり前だ。この一番大事な経営法則を間違えているのがカープ球団である。カープで育ち、活躍して高年俸を獲得すると、トレードで放出。貧乏球団だから、といつも口を合わせる。球団経営とは、選手総年俸を安く抑えることだけなのか!?
「震災後」だからこそ!?広島カープの「経営」を私たちも考え直すいい時なのである。ちょっとオーバーか(笑)。

○月○日
宮迫千鶴さんが亡くなって、3年の月日が経とうとしている。
5月は、伊豆高原で恒例のアートフェスティバルが開かれている。今年で19回目になるそうだ。このアートフェスティバルは、現在本誌の表紙絵を描いて頂いている谷川晃一さんと宮迫さんが中心で始まったイベントである。毎年多くの人達が訪れる、日本でも稀なアートフェスティバルに育っている。
この祭りがあるから、伊豆高原に第二の人生の里として住みつく人たちが後を絶たないそうである。〝セカンドライフ〟というコトバを使える意識のある人たちと作る祭りは、やはり多様で、肩肘張らない新しい祭りとしても有名になっている。
そして、やはり〝継続は力なり〟と宮迫さんが言われていたとおり、祭りは場所に根づき、暮らしの中でもひとり歩きしていくようである。
宮迫さんの暮らしの中のコトバと絵は、今も時代の中で光り輝いている。残された宮迫さんの絵とコトバを再編集したいと思っている。